トップ選手はここが違う!

瀬戸大也選手のポジティブ思考は危険?

投稿日:2017-05-20 更新日:

NHKの番組『グッと!スポーツ』で瀬戸大也選手の魅力に
グッと迫っていました。

以前入江選手も出演したこともあり多くのアスリートの魅力を紹介する
私個人的にも好きな番組の一つです。

世界一美しい背泳ぎ 入江陵介を丸裸!

 

今回も色々なエピソードが紹介されていましたが、ここで着目するのはポジティブ思考。

 

 

 

ポジティブ思考とネガティブ思考を考えてみる

幼い頃からネガティブ発言は許さない家庭環境で育ち、後向きな発言をすれば常に正されていたと言います。

 

「思考は現実化する」なんていう成功哲学の有名な本もありますから
なりたい自分・理想の結果を想像して行動することはとても重要になってきます。

 

ですから瀬戸大也選手のご両親はポジティブに考えるくせを付けさせていたのでしょう。

 

また別のTV番組でライバル萩野公介選手に初めて勝った時のエピソードとして

 

何と!

 

先輩に借りた水着とキャップでレースに出てたと言っていました。

 

「トップ選手は道具を選ばない自身の実力を出せれば使う道具に左右されない」

 

とうい人もいれば

 

「トップ選手は普段から愛用している道具を大事にし、その道具と一心同体であるからトップに立てる」

 

という人もいます。

 

このエピソードでいうと瀬戸大也選手は前者でありポジティブ思考や、いい意味での楽観的・楽天家ということで良い結果を出せたことになります。

 

が、しっかーし

 

絶対勘違いしてはいけないのが

ポジティブ思考    良い結果 ではないことです。

水着を忘れた(番組内でお母さんが忘れたと発言していた)というネガティブな事実。
そしてそのことでネガティブな思考は必ず起こったはずです。

 

それでもそのネガティブな事実をしっかり受け入れつつ、
今までのやってきた努力や練習の積み重ねの成果を十分に出せればいいと
ポジティブな思考に切り替えた結果だと思います。
(これは私の完全な憶測ですが・・・)

結果を出せていなかったらただのバカ?

だってそうでしょ?

 

瀬戸大也選手のこのエピソードでいえば
仮に萩野選手にも勝てず、タイムも良くないものであったら・・・

 

大事なレースに自分の水着やキャップを忘れるような
ただ単にだらしないおバカさんですよね~!

何の勝算もない何の根拠もないのに「大丈夫、大丈夫」と考え、うわべだけの
「なんちゃってポジティブ思考」では何の成果も良い結果も生みだせません。
(ちなみにギャンブル依存症になる人にこのタイプが多いようです)

 

いい加減、テキトー、悪い意味での楽観的思考をポジティブ思考と
勘違いしてしまうのは非常に危険なことなのです。

 

 

   

本当にネガティブ思考は悪なのか?ポジティブ思考の限界!

人は基本的にネガティブ思考から始まります。

 

スポーツを初めたての人を例えればわかりやすいでしょう。自分は下手だ、弱い、
速く走れない・速く泳げないなどなど、初心者であれば当たり前のことですが、
ネガティブな事実とネガティブな思考がつきまといます。

 

でもそこから、上手くなるには、強くなるには、速く走るには・速く泳ぐには
どうしたらいいのか考え行動(練習)します。

 

これってポジティブなことですよね。

 

ネガティブな思考が絶対ダメと言う訳ではなく、ネガティブ思考から
「自分はダメだ」と考え思考を停止し行動もしなくなることが悪なのです。

 

スポーツとは違いますが、
現役東大生集まったバラエティ番組である東大生が東大に合格するためには
勉強が不足している、まだまだ足りていないのでは、と日々不安であったため、
勉強しまくったという話しがありました。

 

本人は「自分はネガティブ思考なので」と言っていましたが

 

たしかに最初はネガティブな思考かもしれませんが、それを克服するために
ポジティブな考え・行動に切り替えているのでぜんぜん問題はありません。

 

スポーツ選手でも同じように考えてる人はいますよね。
(ただどうしてもオーバーワークなってしまいがちなのが問題ですが。)

 

でもやっぱり嫌なことがあれば落ち込むし苛つきます。
「気にするな」と言われれば余計気になってしまいますし

「ポジティブに考えなくては」と無理矢理ポジティブ思考状態にもっていこうとすることはよくやりがちです。

 

これってぜんぜんポジティブな状態ではありません!

あなたも身に覚えありませんか?ポジティブ思考の限界です。

 

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では、どうしたらいいのか?

それは

自分の心の状態に「気づく!」

ただそれだけなのです。

 

嫌なことがあって苛ついた状態になっても、「ポジティブに考えなくては」と思うのではなく

 

「自分は今苛ついているな」とただ気づくだけ!

 

実はこれスポーツドクターの辻秀一さんが「勝つための脳と心の科学」で話していることです。

 

フローな(ゾーンに入る)状態になるための指南書とでもいいますか
具体的な内容は本を読んでもらった方がいいのですが

堅苦しくなく会話口調で、さらっと読める本なのでお子さんにもオススメ出来ます。

ちなみに辻秀一さんはこんな本も書いています

 

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ポジティブ・ネガティブどちらともうまく付き合おう!

さて、いろいろと話してきましたが、いずれにしてもトップアスリートは
ポジティブ思考でもネガティブ思考でもフローな状態を作ることもにしても
うまくコントロールできているのでしょう。

 

逆に言うと上手くコントロールできるからトップになれると言えます。

 

さて、あなたは、あなたのお子さんはどうでしょうか?

 

もともと持っている性格が大きく影響するものでもありますし
ポジティブな性格の持ち主なら良いのですが、ネガティブな考えからなかなか抜け出せない人もいるでしょう。

 

ポジティブ思考=良い、ネガティブ思考=悪い 
という考えは基本的には間違いではありません。

 

でも、だからといって

ネガティブな考えを自分の中にしっかり受け入れないままに封じ込め
「ポジティブでなければいけない!」と無理矢理ポジティブになろうとするのは
本当のポジティブ思考ではありません。

 

ポジティブ思考もネガティブ思考もそしてフローな状態を作ることも
上手くコントロールすることができればスポーツに限らず

人生をより楽しく過ごせるってことになるのですが・・・・

 

なかなか難しいですよね~笑

 

 

ではでは

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