日々練習も含め一所懸命ガンバっている子供を見ていると
親がやれる事は何かないのか?と考えてしまいます。
自己ベストもどんどん更新してもらいたいし
子供も良い結果が出せれば
「次も次も」と自然とモチベーションは上がっていきます。
逆になかなかタイムが伸びなかったりすると
子供も親も不安になるし焦りも出できます。
ですからそういった時に
子供のモチベーションを保たせるたり
モチベーションを上げる方法を
親として考えたりする人も多いでしょう。
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外発的モチベーションと内発的モチベーション
モチベーションとは「人が何かをする動機づけや目的意識」
要は「やる気」のことです。
で、
子供のモチベーションを保たせる方法として
本やネットでは「褒めて伸ばす」とか
失敗したり良い結果が出なくても
「責めない」「怒らない」などと紹介しています。
これはこれで素晴らしい方法で
モチベーションを保たせ・上げる効果はあると思います。
が、しかし
親に褒められたいから頑張る、
喜んでもらいたいから一所懸命やるという
いわゆる外発的モチベーションと呼ばれるものであり、
極端な例で言うと
「いい成績(タイム)がでたらプレゼントやお小遣いをあげるよ」と
言ってモチベーションを上げさせるのと同じことになります。
外発的モチベーションは
モチベーションを上げることはできますが、
長く続かない・維持できない特徴があります。
習い事として週1程度で泳ぐスクール生レベルなら
効果のある方法かもしれません。
では内発的モチベーションとはどう言う事かというと、
「物事に取り組むこと自体に喜びや楽しさを感じられる」
というものです。
泳ぐこと自体が「楽しい・好き」
だからモチベーションが上がり、そして維持できるのです。
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必要なのは内発的モチベーション
ここで質問です、
育成・選手コースのあなたのお子さんは
なんで水泳をやっているのですか?
もちろん
「楽しいから!」ですよね〜
「楽しいから」やる気も出るし
ずっと泳いでいたいと思うのです。
ちょっとぐらい上手くいかなくても、へこたれません。
ちなみに息子(小学4年生くらいの時)に
聞いたことがあります。
「水泳って楽しいの?」
息子の答えは・・・
「なんか泳いでいるとフワフワして気持ちいい」
だそうです。
ボキャブラリーの少ない小学生の言葉ですが、
なんだかとても納得しました。
ちょっと格好良く言うと
「非日常的な浮遊感が壮快」という感じですかね。
そもそも育成・選手コースで泳いでいる時点で
すでに自分の意志が強く働いているはずです。
泳ぐことが楽しいから・好きだからやる。
毎日でも、そして長い距離を泳ぎたいからプールに通う。
決して親に言われたからやっている子はいないでしょう。
(親が競泳経験者でもの凄くスパルタな家庭は除きます)笑
人は嫌なことは決してやりませんし続きません。
ですから内発的モチベーションは
誰かに何か言われたり、何かをしてもらったりして
持てるものではないのです。
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親が絶対やってはいけないこと
内発的モチベーションを持って取り組んでいる
お子さんに絶対やってはいけないことがあります。
それは
前述した「いいタイムだったら何か買ってあげるよ」
というような外発的モチベーションを
上げてしまう行為を頻繁にすること。
これをやると内発的モチベーションが
外発的モチベーションに変わっていってしまい
美味しいエサがないと行動できない、
ご褒美がないと良い結果が出せないという
恐れが出てきてしまいます。
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水泳を楽しめる環境を整えてあげる
親が子供にしてあげられることなんて
大してありませんし、
ましてや子供の内発的モチベーションを
親が上げることなんか出来ません。
親ができることは、
食事・栄養面や水泳を取り組める
良い環境を作ってあげることです。
ただ単に過保護にしては問題ありますが、
とにかく
子供が水泳を十分楽しめる
環境を整えてあげましょう!
ではでは
[…] 実はこのブログの 「親が子供のモチベーションを保たせる方法は無い」の記事の中で […]