魚のように水の中を
スイスイと自由にそして速く泳いでみたい!
と、思ったことはありませんか?
水泳選手でなくても一度は思ったことがあるでしょう。
みんなが魚のように泳ぎたい!と思っているのに
「人間はマグロより速く泳げる」って
何をバカなことを言っているの?
とあなたは思ったはずです。
これ、どういうことかというと・・・
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魚は早く泳いでいない!
まず、そもそも魚はどれくらいの速さで
泳いでいるのかを考えてみます。
ちびっ子向けの図鑑では、だいたい
マグロは時速約80km、シャチは時速約70km
ペンギンは約60kmで泳ぐと紹介されています。
一方、人間は速く泳げて約6〜8kmくらいで
陸上ではちょうどジョギング程度の速さです。
どう見ても人間に勝ち目はないですよね!
が、しかし
海洋生物学者:渡辺佑基さんが言うには
マグロは時速7km、シャチは時速5km
ペンギンでも種類によりますが時速6〜8km
でしか泳いでいないとのこと。
これはバイオロギングという方法で調査したものです。
こうなると俄然
人間にも勝ち目が見えてきそうなものですが
なんとなくピンとこないですよね。
「人間の方が速いなんて・・・」
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実はこの調査結果はあくまでも魚の泳ぐ「平均速度」です。
常日頃から猛スピードで泳いでいる訳ではないということです。
当然、捕食する、もしくは敵から逃げるような時は
瞬発的に高速で移動しますが・・・
よく考えれば
「そりゃ、そうだ!」と思いますよね。
人間だって日々全力ダッシュで動いている訳ではありません。
ボルト選手もガトリン選手も普段はゆったり歩いているはずです。
しかも、水中は空気中に比べ約800倍の抵抗があります。
そしてさらに抵抗は
速度の2乗に比例して上昇するので、
速く進もうとすればする程、抵抗はどんどん上昇するのです。
ものすごいエネルギーが必要となりますので
普段生活する上で高速で移動することは
間違いなく効率的ではないのです。
よーく考えれば当然のことですね。
それでも
マグロに(本気ではない泳ぎですが)人間が勝つって・・・
ちょっとうれしくないですか?
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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